オラクルカード

神託を得るためのカード

オラクルカードのイメージ

オラクルカードの「オラクル」とは、「神託」「神様のお告げ」「預言」を意味します。したがって、オラクルカードはその名の通り、一枚一枚に神託としてメッセージが書かれたカードのことです。占いのやり方はとても簡単。悩みがある時、一人では答えが見つからない時、カードに質問を投げかけ、カードを引きます。引いたカードに書かれたメッセージが、質問に対する答えやアドバイスです。その歴史は古く、古代より未来を知りたい時や問題を解決したい時、神様に導いてもらうための聖なる道具として使われてきました。

オラクルカードには、メッセージの他にも、私たちを導いてくれるガイドが描かれています。ガイドの姿は、聖人や女神の姿をしていることもあれば、ユニコーンや妖精というカードもあり、多種多様です。中でも、天使が描かれたカードは「エンジェルカード」とも呼ばれます。こうした高次的存在であるガイドたちが、無償の愛をもって、高い視点から私たちを見たうえで、今一番必要なメッセージを与えてくれるのです。

タロットカードとの違い

オラクルカードは、しばしばタロットカードと混同されます。明確な違いは2つあります。まず、オラクルカードには「カードに関する深い知識が必要とされないこと」です。タロットカードでは、占いで出たカードの持つ意味を自分自身で推測し、結果を読み取る必要があります。一方オラクルカードは、カード自体に直接的なメッセージが書かれているため、占いの知識を持たない初心者でも、すぐに占うことができます。カードの意味よりも、占う人自身の直観力を必要とするカードだと言えるでしょう。

そして2つ目の違いは、オラクルカードには「ネガティブな意味を持つカードがないこと」です。タロットカードには「悪魔」や「死神」など、不吉な結果が出ることもありますが、オラクルカードには悪い結果が書かれたカードは一切ありません。カードのメッセージはすべてポジティブなエネルギーに満ちており、オラクルカードは悩んでいる時や迷いが生じている時、気持ちを前向きに変えるためにぴったりな占いなのです。

占いの効果を高めるには

前述のとおり、オラクルカードは、誰でも簡単に占うことができるカードです。一方で、より占いの効果を高めるためには、いくつかコツがあります。

カードを浄化する

占う前には、きちんとカードを浄化しましょう。カードに古いエネルギーが残ったままでは、不安定な結果が出てしまう恐れがあります。浄化の方法は、まず利き手ではない方の手でカードの束を持ちます。そして利き手を拳の形にし、反対の手で持ったカードの束を数回ノックします。たったこれだけで、カードはクリアな状態に戻ります。カードの浄化が済んだら、いつものように占いを始めてください。

できるだけ正直な気持ちで、具体的に聞く

カードに質問を投げかける時、遠回しな表現や自分の気持ちを偽ってはいけません。気持ちがクリアな状態でないと、不明確な答えが返ってきてしまいます。正直な気持ちで、聞きたいことを具体的にイメージするとよいでしょう。例えば、「なぜ人生がうまくいかないのですか?」ではなく、「人生をもっとよくするためには、どこを改善すればいいですか?」と聞くようにします。

すべてをカードに任せきりにしない

オラクルカードの役割は、メッセージにより私たちがよりよい未来を実現できるように導くことです。間違っても、カードを引くだけで運命が好転したり、問題が勝手に解決されると考えないようにしましょう。あくまでも、運命を変えるのは自分自身。受け取ったメッセージを活かし、自ら行動する必要があるのです。カードに対する感謝の気持ちも、忘れないようにしましょう。