ミステリーサークル
ミステリーサークルとは
ミステリーサークルとは、田畑の植物が円形に倒される現象のことです。1980年代から記録が増え、1990年代にはイギリスを中心に世界中で発見されるようになりました。この現象は決して過去のものではなく、世界のどこかで毎年のように発生し、人々を驚かせています。1990年代は比較的シンプルなデザインが多かったミステリーサークルですが、年々複雑化しています。円が複数重なっているものや、直線を含むもの、植物の倒し方の変化によって濃淡をつけているものなどがあり、自然現象ではまずあり得ません。
ミステリーサークルという名称は日本だけのもので、英語圏では「クロップサークル」という名称が一般的です。
ミステリーサークルの正体
ミステリーサークルの正体は、大きく分けて2つの説があります。それは、「人為的」なものと「未知の力」によるものです。確かに、ミステリーサークルは今まで沢山の人間が、作成と検証を繰り返してきました。
1998年のイギリスでは、2人組の男性がイタズラを認め、謝罪したこともあります。彼らは、250以上のミステリーサークルを作ったと証言しています。また、日本ではテレビ番組の企画でミステリーサークルを作り、準備さえすれば誰でも作り出せることを証明したこともあります。さらに、一部の科学者はプラズマによる自然現象を主張したこともありました。しかし、プラズマであれば植物は焦げているはず。焼かれたミステリーサークルの報告はあまり存在しません。人為的なものも、説明のつかないものも存在するのがミステリーサークルなのです。「未知の力」、地球外生命体が関係しているという見解があるのは、自然なことだと言えます。
ミステリーサークルの謎
人の手で作られたものとして片づけるには、説明がつかないミステリーサークルが数多く存在します。一体、どんな不思議なことが起きているのでしょうか。
短時間での出現
ほんの数時間で、たった1人の目撃者も出すことなく巨大なミステリーサークルが出現したという報告は、いくつもあります。周辺の住民が物音を聞くことさえなく、異変に敏感なペットさえ何の反応もしていなかった、という話は少なくありません。中国では、なんと2㎞にも及ぶ超巨大なミステリーサークルが一夜にして出現し、人間や機械の痕跡が全くなかった、ということもありました。
植物の状態が異様
植物が粗雑に焼かれたりへし折られたりしているのではなく、一定の方向へ自然に曲がった状態になっています。なかには、パーマのように複雑なウェーブがかっていたり、編みこまれていたりすることも。もちろん植物は生きており、田畑であれば収穫に至ることもあるほどです。ミステリーサークル内の植物は、成長スピードが速くなる、大きく育つ、細胞が変化しているなどの記録があります。植物をこのように変える力が、果たして人間にあるのでしょうか。
放射能の検出
ミステリーサークルからは、放射反応が出ることがあります。ミステリーサークルが出現する場所は田畑や草原が多く、放射線が検出されるには不自然な環境です。また、ミステリーサークル内部の磁場を計測すると、大きく変化していることがあります。
多くの人々を魅了するミステリーサークル。「本物」だと囁かれるものには、説明のつかない特徴があることがわかりました。果たして、真相が究明される日は来るのでしょうか。世界では、現在も多くの専門家が研究を進めています。