サイコメトリー

サイコメトリーのイメージ

サイコメトリーとは超能力の一種で、人の持ち物やある物体に触れたり、その物体や土地などに残るエネルギーを感じ取れたりする能力です。サイコメトリーの定義は定かではありませんが、物や場所などに込められた思念や当時の経緯などを知ることができます。

例えば、ある人の腕時計に見たり触れたりするだけで、持ち主であるその人の性別や年齢、生い立ち、抱えている問題、健康状態などが分かります。物だけでなく、ある出来事と関連している土地や人などに触れることでも、必要な情報を得ることができると言われています。また、「サイコメトリーでどこまで分かるのか?」と言われることが多くありますが、高い能力を持った人であれば、どんな情報でもぴたりと当てることができます。場所、時間、関係していた人、そのときの状況、誰がどんな感情を抱いていたのかなど、全てのことがわかるので、まるでその時、その場所にいたかのような情報を知ることができるのです。

サイコメトラーの存在

サイコメトリーの能力を持つ人をサイコメトラーと言いますが、サイコメトラーは世界各国に実在していると言われています。アメリカやヨーロッパではサイコメトラーを取り入れた事件捜査を行っており、実際にサイコメトラーの協力によって解決した事件もいくつもあります。事件現場に残されていた物や事件現場に足を踏み込んでもらい、犯人の情報を調べてもらったり、行方不明事件に巻き込まれた人が持っていた物品に触れさせ、今どういう状態でどこにいるのかを探し出したりと、様々なシーンでその能力が必要とされています。アメリカFBIの捜査にもサイコメトラーの力が活用されており、事件解決に役立てられているのです。

また、最近では占いの分野でもサイコメトリーの能力を活用することがあります。占ってもらいたい相手の写真や関係する物をサイコメトリーできる占い師に見せ、その気になる相手の気持ちを読み取ってもらうというものです。恋愛関係を占ってもらうだけでなく取引先の相手の名刺を見せることで、商談をうまく発展させたり、今後どういう対応をすれば良好な関係を築けるかなどをアドバイスしてもらったりすることも可能です。

サイコメトリーの能力を持つ確率は、男性だと10人に1人、女性なら4人に1人だと言われています。ただ、サイコメトリーの能力を持っていることに気付かないまま一生を終えるケースがほとんどのようです。

サイコメトリーの見え方

サイコメトリーの能力を開花させる訓練法もあるといわれていますが、エネルギーの消費が激しいため、無理をしない事が大切なようです。リラックスした状態をつくること、得た情報を忘れないようにメモなどに記録しておくことなども大切でしょう。サイコメトリーの場合、映像のように情報が鮮明に流れるのではなく、断片的に情報を得て、そこからパズルのように組み合わせていくということが多いようです。強い能力を持つ人でない限り、この組み合わせの作業もかなり困難になると言われています。

サイコメトリーが可能になるのは、全てのもの、場所、人などにエネルギーが流れているからです。それらに記憶を保存するところがあり、それをサイコメトリーすることでその記憶を取り出せるということなのです。