インディゴチルドレン
インディゴチルドレンとは
「インディゴチルドレン」という名称からは、まるで固有名詞のような印象を受けますが、実際には「光の子どもたち」と訳され、一般的に新しくかつ幅広い世代の子供たちを表す言葉となっています。そんなインディゴチルドレンについて、概要と特徴を紹介しましょう。
インディゴチルドレンとは、以降に生まれてきた子どもたちのことを指します。「光の子どもたち」とも呼ばれています。インディゴという名称の由来は、魂の色(オーラの色)がインディゴ色であるところからきています。新しい進化の過程にある存在として扱われており、特に以降に生まれた人間は、ほぼ100%に近い割合でインディゴチルドレンに相当するといわれています。一方で、これより前の世代の多くは、魂の色がバイオレット色であり、インディゴチルドレンに対してバイオレット世代と呼ばれています。このインディゴやバイオレットという分類は、いってみれば「魂のグループ」を表しているのです。
スピリチュアル業界では、が魂の歴史上、大きなターニングポイントになっているといわれています。このバイオレットやインディゴという時代区分のスパンは、数万年単位とされています。
インディゴチルドレンが生まれてきた使命
インディゴチルドレンは、古い社会を改革する存在であるだけでなく、新しい時代を切り開くために生まれてきた存在といわれています。その勇気と智恵は、これまでの生き方を覆すもので、自由を愛し、個性を重んじた非常に新しい考え方をするというのが、インディゴチルドレンの特徴です。そもそもインディゴチルドレンは、進化した魂を持っているため、低級な波動が蔓延する現代社会においては、生き辛さを感じるといわれています。
インディゴチルドレンが生まれた意味は、地球の波動上昇に伴うサポートの役目を担うことにあるといわれています。他の魂グループとは異なり、地球における転生経験が少ないことから、自分が何者かわからなくなっており、それゆえ地球上で生きるのがむずかしく、社会生活にもなじみにくいといわれているのです。
インディゴチルドレンが持つ能力
インディゴチルドレンは、特殊な能力を持っているといわれています。その一つが、エンパシー能力です。
エンパシー能力とは、簡単にいえば「共感力」のこと。言葉を交わさなくても、相手の心情を理解することができます。しかし、一方でこの共感力が裏目に出ると、どうしても人の気持ちに敏感になってしまい、辛さすら感じてしまうことも。それは、感性が優れているからこその問題です。相手の気持ちがわかりすぎて、自分の言いたいことも言えないということも起きてくるのです。また、人と会話するときには、相手の波長に同調するところもあります。
また、インディゴチルドレン本人としては、この自分たちが持つ特殊な能力に気づいておらず、その特殊な能力を否定的に捉えてしまうところがあります。他にも、サイキック能力や、霊能力なども持ち合わせている高度な存在なのですが、実際は、それらの能力をはじめから使いこなせる人はいません。当然、指導者が必要になるわけです。しかし、数ある特殊な能力を目覚めさせて、適切な方向へ伸ばしてくれる恩師はそういないのが現実です。
インディゴチルドレンの特徴
自分は特別で、価値のある存在であるという自覚を持つ
インディゴチルドレンは、すでに生まれたときから「特別感」を持っており、それと同時に「自尊心」も強く持ち合わせています。しかし、一般人はそのような事情を理解できず、インディゴチルドレンに出会っても、普通の人間に対して行うのと同じように、突然「特別な存在」のように扱うことはありません。インディゴチルドレンはそのような、自分のことを特別扱いしない他人の反応が理解できない状況によく陥るといわれています。さらに、インディゴチルドレンは他者に対して、自分の存在の特別さを理解させようとしたり、理解を期待したりするところがあるといわれています。また、自分の行動を否定されたり、絶対的な権力を持って抑制されたりすることにも強い不満を持ちます。そもそも彼らの行動や決断を絶対的に押し込めるのには、正当な理由や説明付けが必要なのです。よって、一般人が当たり前のように世間一般常識に沿って行動していることでも、インディゴチルドレンは当たり前のようにルールを破ることもありますし、そのルールの壁にぶち当たりそうなときは、避けて通るといった傾向も見られます。
内向的、孤立しがち
インディゴチルドレンは、周囲から特別に扱われないことに驚きすら感じることから、よく周りの人とうまくいかないことが多いものです。先述した通り、インディゴチルドレンはエンパシー能力に長けているため、人に共感しやすく、相手によって染められやすいところがあります。これを回避するためには、やはり、孤立するしかなくなってしまうのです。当然、周囲からも「付き合いが悪い」と思われてしまいます。多くの場合、インディゴチルドレンは、人とのコミュニケーションで問題が生じます。幼い頃は、両親はもちろん、保育士や教師にとっては大きな戸惑いが生じます。
恥じらいもなく自分が正しいと思うことを発言できる
インディゴチルドレンは、決して消極的なわけではありません。内向的でおとなしい存在ゆえに、引っ込み思案で何も自分から要求できないと思われがちですが、実際はそうではないのです。自分が必要と思うことは、恥じらいもなく相手に伝えられるところがあります。また、そもそもその繊細な感情を、胸の内にとどめておくことのできないところもあります。エネルギーが心身に充満しており、実は非常にパワフルなのです。
良い方向へ働けば、特殊能力を人助けに活かすことができる
インディゴチルドレンは、自分と同じような考えを持ち、特別な自分の存在を認め、尊厳を保ってくれる仲間に対しては、非常に優れた役割を発揮するといわれています。そもそも人の心情を繊細に読み取る能力を持ち合わせているために、助けを求める仲間がいれば、全身全霊で彼らの問題を解決するための行動を取るのです。インディゴチルドレンは、人の心の痛みにも鋭敏に反応します。それゆえ、慈悲深く、仲間からの相談をつっぱねることはありません。ひとたび人助けに邁進すれば、インディゴチルドレンは社会や地球にとって非常に多くの価値を生み出すことができるのです。一方、仲間と認識していない相手や、嘘をついて自分を陥れようとする人に対しては、鋭敏に反応し、それ以上関わろうとはしません。
仕事に対する能力は天才的
インディゴチルドレンが仕事を始めると、まさに「天才的」ともいうべき能力を発揮します。単純な例でいえば、音楽の才能、文学的才能などです。このような創造的な才能は、インディゴチルドレンの特徴の中でも最も目立つ特徴といえるかもしれません。また、人が複雑に感じて取り扱わないような仕事や論理に対しては、瞬時に理解を示すことができる場合もあります。洞察力に長けているともいえるでしょう。また、何か古い既存のものに対して、新しい企画が必要になる場合、斬新なアイデアを提示することができます。ひらめきによって、ときには過去のものを破壊することすらあるのです。
古いものに抵抗する
絶対的な権力を理解しないことに通じることですが、インディゴチルドレンは、意味のない儀礼化した古いものを嫌います。新しい価値をもたらす使命を持って生まれてきた存在ゆえに、彼らにとって、「硬直した、古臭さを感じるもの」が世界には多く存在するのです。また、多くの人が当たり前のように、習慣化された行動を毎日取っていますが、根本的にそのような習慣化された行為を平気で繰り返していることにも反発心を持っています。なぜなら、彼らはすべての物事については、創造的に考えるべきだと思っているからです。
インディゴチルドレンが目指すこと
社会的な視点では、インディゴチルドレンは扱いにくい存在といわれてしまいますが、地球規模、世界規模でみると、彼らの活動はある一つの理想的世界を構築することに向かっています。インディゴチルドレンが目指す理想的な世界とは、主に次のようなことが挙げられます。
食物や薬物などから一切の化学的物質が除去されること
強い化学薬物から解放され、食べ物についても有機栽培がよく、地方産の最低限に加工された新鮮なものが理想とされています。
子どもたちが自ら教育カリキュラムに対して大きな発言力を持つこと
大人の考えにより、絶対的に敷かれた教育カリキュラムによって、一方的に教育させられるシステムがなくなることや、万人が教育を受けるべきこと、子どもであっても、各人が教育について大きな発言力を持つことなどを理想とします。また、教育だけでなく、子どもたちは存在自体に、敬意をもって扱われるべきとしています。
政治については、万人にとっての善が目指されるべき
今よりももっと民主主義的、社会主義的に、万人にとっての善が目指されることを理想としています。また、地球上に存在するすべての生命を進化向上させていくために、世界の国々が協力して働く世界が理想です。もちろん、人種や信条など問わず、平等に扱われるべきとします。
このように、インディゴチルドレンは、新しい地球の未来を切り開くために生まれてきた存在です。それゆえに、既存の習慣に慣れ親しんでいる人々には少し理解がしにくいところがあるようですが、長い目で見た場合には大きな影響力のある世代であるといえるのです。