アセンション

アセンションとは

アセンションのイメージ

私たちがたった今も存在している場所、それは確かに1つの世界ではあっても、その世界が唯一無二のものではなく、そして複数かつ複次元的にさまざまな世界が同時に存在している、と考える説があります。そんな複次元的な世界の中で、上の次元の世界へと上がっていくことを「アセンション」と呼びます。

生命体の存在を物質的ではなく精神的に捉えると、その存在は霊体、または魂だと考えられています。霊体は自らを磨き高めることで次元を上げることができます。それをアセンションといいます。わかりやすく言い換えると、私たちの存在する世界は縦・横・高さからなる三次元または、それに時間をプラスした四次元で構成されているとされます。アセンションは、この次元を超えて五次元へと上昇することです。五次元は「あるはずの四次元を超越した多次元空間」であるとされ、「何ものにも縛られず干渉されることなく自由な意識活動が行われる場所」と定義されています。

アセンションの意味するところ

アセンション(ascension)は「上昇」と和訳されます。この上昇は、飛行機が上空へと上昇するような物質的な意味合いではなく、階位(主に宗教的・権威的な順列)が上がること、天国へと登ることなどをさし、キリストや聖人たちの昇天など精神的な上昇を主に意味する言葉とされています。そして、肉体にも時間にも縛られることなく、全世界・全宇宙のどこへでも自由に漂うことができる状態がアセンションなのです。そのため、幽体離脱やテレポーテーション・千里眼などの超能力もまた、アセンションの一例と考えられることがあります。

アセンションが人や地球にもたらす変化

人はアセンションによって、肉体を必要としなくなるとされています。同時に自己中心的から利他的へと意識変革が起きるため、「欲」を失います。そこでは金銭や物質が存在意義を持たず、争いも起こらず、人々は支配されることなく完全に自由であることができます。このような完全なるアセンションまで到達しなくとも、霊体としての上昇であるアセンションは日々の精神生活の中で起こりえます。アセンションを心がけること、アセンションを求めることがそのまま霊体や魂の上昇へとつながり、その人の持つ気は浄め高められていき、ポジティブな思考と安定した精神活動へとつながるのです。

アセンションは人にだけ起き、人にだけ影響を与えるわけではありません。人を含めた生命体の精神活動によってアセンションは起きますが、それはそのまま生命体が属する世界である地球や宇宙にも直接影響していきます。だからといって、地球の見た目が変わるわけでも、環境に変化が起こるわけでもなく、アセンションした人が属する世界そのものが同時に上昇します。例えれば、アセンションした人がポジティブになればその人の属する世界もまたポジティブになっていくのです。この場合の世界は精神的な世界であり、世の中にアセンションした人のための世界とアセンションできない人の世界が物質的に2つ存在しているわけではありません。同じ世界でありながら、次元を超えた概念を得て初めて捉えることのできる世界観の違いなのです。

アセンションが起きる人と起きない人

アセンションは誰にでも起きるわけではありません。生まれ持った霊体や魂の力によって、自然とアセンションを繰り返していける人もいれば、アセンションにまったく縁のない人もいます。また、アセンションができる魂を生まれつき持たない人であっても、魂の上昇につながる行動を心がける人、アセンションを行いたいという意識もって精神活動を行う人など、意識的にアセンションを起こしていける人もいます。 アセンションは、精神活動です。そのために準備するものは特にありません。ただ、心の持ち方が人とアセンションとを結びつけます。自己ではなく利他、ネガティブではなくポジティブといった意識を持つこと、これがアセンションを起こす上で大切な心構えであり、アセンションという上昇の波をうまくその身に受け止めるコツともいえるでしょう。

アセンションは、近年スピリチュアルな分野でとりあげられるようになりました。キリスト教における昇天のように、この世から離れた上位の精神世界へたどり着くことを意味していたところから、霊体や魂の上りつめるもっとも高みであり、もっとも精神的安定を得られる場所、さらには人を縛るすべての概念から自由となる完璧な世界へと導く手段の一つとしてのアセンションの概念が定着していったのです。