守護天使
人間の一生を見守る高次元的存在
守護天使とは、私たち人間に必ずついていて、その人が生まれてから死ぬまで守り続けてくれる天使のことです。「ガーディアンエンジェル」と呼ばれることもあります。守護霊と似た存在ですが、違いを挙げるとするならば、守護天使は「人間として生まれたことが一度もない、神様から遣わされた上位存在である」ということです。カトリック教会では、守護天使のことを「善を勧め、悪を退けるよう導くために、神様が人間につけたものである」と位置づけています。
守護天使の役割
では、守護天使は具体的にどのような役割を果たすのでしょうか。通常、守護天使の役割は、私たちが生まれる前、魂の段階で交わされる契約に基づいて決められます。愛を与えること、危険から守ること、いつも応援することなど、人によりその内容は様々です。しかし大前提として、神様から「その人を正しい道に導く」という使命を与えられているため、彼らの役割の多くはここに収束するものだと言えるでしょう。あまり正しい道から外れてしまうと、守護天使から見放され、悪魔が寄ってきてしまいます。
守護天使とつながるには
守護天使の大きな特徴として、人とコミュニケーションが取れることが挙げられます。守護天使は人間をサポートすることが使命なので、私たちから積極的に彼らに語り掛けることで、惜しみなくその手を差し伸べてくれるでしょう。心をオープンな状態にして、お願い事や解決したいことをシンプルに伝えてみてください。そうすれば、頭の中にパッとアイディアが浮かんできたり、エンジェルナンバーなどを使って何かしらのメッセージを伝えてくれるはずです。エンジェルカードやパワーストーンなど、道具の力を借りてもよいでしょう。彼らとつながる上で最も重要なのが、「彼らを心から信じること」です。
生まれた日の曜日で守護天使を知る方法
守護天使は宗派によって30種類以上いる場合もあります。ご自身の守護天使を最も気軽に知る方法が、7人の大天使の分類です。これは、ご自身の生年月日の曜日を調べるだけなので、専門家に視てもらったり、複雑な手順を踏む必要がありません。
月曜日:ガブリエル(告知の天使)
聖書の中で、マリアにイエス・キリストの誕生を告げに降りてきたことで知られる天使。人生に行き詰まっている時、現状を打開する気づきやアイディアを与えてくれるでしょう。
火曜日:カマエル(戦士の天使)
燃え上がるような赤い鎧に長い剣を携えた、凛々しい姿をした天使です。強い意志を保ち続けてくれ、目標達成を阻害するものに打ち勝つための力を貸してくれます。
水曜日:ラファエル(旅の天使)
旧約聖書の中で旅の少年トピアを導き、人々の病気を癒し、悪魔を追い払ったとされる天使。ヒーリングのパワーが強いので、心が疲れた時や傷ついた時に呼びかけてみてください。
木曜日:ザドキエル(法の天使)
どんな時でも「未来は明るいよ」と私たちに囁きかけてくれる博愛の天使です。気分が沈んでいる時や、負の感情を蓄積してしまっている時に、明るい道を指し示してくれるでしょう。
金曜日:ハニエル(愛と美の天使)
愛の惑星である金星の光に乗ってやってくると言われている天使です。包容力や愛の象徴で、うまくいかない事態を好転させてくれるパワーがあります。
土曜日:カシエル(時の天使)
時に試練を与えながら、しかし着実に目的を達成させるパワーを持つ天使です。カシエルに守られている人は、強い信念や忍耐を持っていると言われています。
日曜日:ミカエル(天使長)
天界ですべての天使をまとめるリーダー的存在です。予言者としての役割を持つミカエルは、あと一歩をなかなか踏み出せない時に、背中を押してくれるはずです。
私たちが人とコミュニケーションを取る時に相手の名前を呼ぶように、守護天使に語りかける時にも、ぜひその名前を呼んでみてください。上位存在だからといって過度に畏まる必要はありません。彼らを信じ、感謝の気持ちを忘れさえしなければ、人生において心強いパートナーとなってくれることでしょう。