アガルタ

地球の中心には地底都市が存在する?

アガルタのイメージ

「地球空洞説」では、地球の中心は空洞(インナーアース)になっていて、そこには無数の地底都市が存在すると考えられています。アガルタとは、その地底都市の総称のことです。仏教・ヒンドゥー教が起源とされ、中央アジアでは「シャンバラ」「シャングリラ」という名前で呼ばれます。東南アジアのどこかに入り口があるという説が有力ですが、世界中の数々の伝承には、南アフリカや北極圏に至るまでアガルタへの入り口が存在するという記述も残されています。

アガルタの特徴

アガルタは極めて高度な技術文明を持っています。また、地上のように自然災害に見舞われることもなく、空気は常にキレイな状態が保たれ、気温は常時20℃前半ととても過ごしやすい環境が整っているのが特徴です。

そんな理想郷とも言える場所に住む地底人のことを「アガルタ人」と呼びます。アガルタ人は、アセンションを遂げた意識状態にあり、中には5次元や6次元、さらに高次の気づきを持つ人もいます。長寿ですが、自分の好きな年齢を選べるので外見的な若さは保たれます。彼らが口にするものは、アガルタで獲れた新鮮な野菜や果物、穀物、大豆製品のみ。しかし、アガルタ人の身長はゆうに2mを超えると言います。アガルタの食べ物は栄養価がとても高いので、サラダ等の野菜中心の生活でも十分な栄養を摂ることができるのです。彼らは超能力等の特異な能力を持ち、テレパシーを使うこともできます。とても社交的な性格で、地上の人をアセンションへと導くために交信することもあります。

現代ではSFのモチーフとして有名

19世紀末から20世紀初頭にかけ、「地球空洞説」の盛り上がりとともに、多くの探検家がアガルタを求めて捜索を始めました。しかし、科学の発展とともに「地球空洞説」に対する疑問の声が多く上がるようになり、アガルタ伝説もやがて衰退していきます。現代においてはSF作品の題材として取り上げられる機会が多いアガルタ。話題の形を変えてもなお、人々のロマン欲を掻き立てている存在なのです。