意識体

魂のような存在

意識体のイメージ

私たちの身体は、肉体と意識体によって構成されています。肉体を容れ物とするならば、意識体は魂のようなものと定義づけることができます。

意識体は肉体と違い、目に見えるものではありません。一方で、常識を超えた力を秘めており、例えばどのようなケガも瞬時に治せる治癒能力や、遠く離れた場所に移動できるテレポート能力などを持っています。しかし、日常生活では肉体に閉じ込められてしまっているがゆえに、普通の人間ではその能力を存分に発揮することができません。そのため、意識体にとって肉体は足かせでしかなく、寝ている時や身体が弱っている時など、肉体の制御が弱まった時にこっそりと抜け出そうとします。体外離脱(幽体離脱)もこの現象の一つだと言えるでしょう。ただし、肉体と意識体は「シルバーコード」という目に見えない紐のようなものでつながっているため、あまり長い間離れることはできません。考えてみれば、肉体の制御がなければ誰でも自在に意識体をあちこちに飛ばし、無秩序な世界になってしまいます。そういう意味でも、肉体と意識体は簡単には切り離すことができないようになっているのです。

意識体はどこにあるのか

目に見えるものではなく、現代科学でもいまだ解明がなされていない意識体。意識体は、私たちの身体のどこに存在するのでしょうか。一説では、人間の脳細胞に意識体をためておくタンクがあると考えられています。タンクである脳細胞が多ければ多いほど、意識体の質量も多くなり、高度な意識体だと言うことができるでしょう。

特殊なトレーニングを積むことで、肉体による制御を外し、他者の意識体を操ったり、意識体同士でコミュニケーションが取れるようになると言います。巫女シャーマン、霊能者が霊などの目に見えない存在と交信できるのも、常人に比べてより高度な意識体を持つからだと考えられるのです。